フー子の運転で
黒川温泉に向かいました。
ママが酵素風呂の予約を入れていたのです。
「テッテレ～♪」
「これはすごい！おどろいた」
「テヘッ♪」
「酵素かけおとうさん、今日もよろしくね♪」
私が自ら酵素の上に横たわると
みんなは驚きの声を上げました。
「てっきり嫌がっていたとばかり
思っていたけれど、
アリスは治る方法を知っていたんだ」
「そうだよ。
動物はね、具合が悪くなると
穴を掘ってじっとしているんだ。
たべものも口にせず...。
人間はすぐにたべて治そうとするけれど」
「きれいになれるかしら...」
「やさしくしてね」
酵素かけおとうさんは、
驚くべき薬草の知識をもっていて、
あるとき私にこういったわ。
「どんな植物も何かの力をもっている。
もしその力を得たければ、
心を静かにして近づいてゆくこと...」
「マコモがたくさん入ってる。
お風呂に入れるといいよ」
「おとうさん、ありがとう」
その翌日は、
ノラクロと出会った
ファームロードを通って
ラドン温泉に行きました。
ママがいうラドン温泉とは、
「守護陣温泉」のことです。
ラドンは、吸うこと、飲むことで
抗酸化機能が高まり、
老化や生活習慣病の予防に役立ちます。
また、身体の治癒力を高め、
がん死亡率を下げます。
「私？...」
「ラドン吸ってるところ」
