フー子、家を買う...かも | 続・阿蘇の国のアリス
先日、私のおうちの前の
小さなおうちが
430万円で売りに出されました。

そう、
いつも私とパパが勝手に侵入して、
オシッコとウンチをしている場所です。

まあ、見つかっても
許してくれるだろうと思って
しているんだけど...。


パパは早速、
お梅とフー子、
ジュジュかあさんに知らせました。


お梅とフー子は、
最近、ペット禁止のアパートで
保護猫を飼っていることが
大家さんにバレてしまい、
いつ追い出されるか
ハラハラしていたのです。


ジュジュかあさんは、
ジュジュと遊ぶには狭すぎるわ。
といって断ってきましたが...

お梅とフー子は乗り気で、
数日後、不動産屋になかを
見せてもらうことになりました。

その時、パパも一緒に立ち会いました。


なかに案内されるなり、
パパは不動産屋に
正直に感想を伝えました。


「これは、せまい。古いし、汚い...」


「ネズミは飼えるけど、猫は飼えない」


「430万円はありえない...」


「200万にまけなさい、
150万でもいいくらい」


不動産屋は、
ペテン師なみのパパの口車に乗せられ、
いつのまにか、
「そうですよね...」
と、呟いてしまいました。


8年前にパパたちが
引っ越してきた時の人達は、
もう、ほとんどいません。


8年の間に、
九州北部豪雨が襲い、
阿蘇山が噴火し、熊本地震まで
起きてしまったからです。


阿蘇の人生の移り変わりの
激しさはどうでしょう。


ここでは人間は2、3年の単位で
入れ変わります。

5年がひと昔なのです。


お梅とフー子は只今交渉中です。