3・11に想う | 続・阿蘇の国のアリス
きのう彼女は、役場に
医療費控除の申告にいきました。




彼女の平成28年分の医療費は、
高額医療費制度を受けて
60万円掛かりました。


彼女の、そしてアリスの
病気をきっかけにして、
「死ぬ」ということについて
僕はどうしても考えてしまいます。


今僕たちは生きていることを
あたりまえだと思っているし、
平均寿命まで生きられることを
予定として組み込んでいます。


それでも足りなくて、
死ぬということを隠そうとする。

人は死なないかのごとく...。


生きているということの
すぐわきにいつでも死はついていて、
いつひっくり返るかわからないのに。


しかし、
そのいつひっくり返るか
わからないことが、
生きていることの意味であり、
値打ちであり、
輝きであるような気がします。


そのことに気づいてしまった
彼女とアリスは、
やはり僕にとって、
眩しく輝いて見えます。

このまま消えずに、輝いてくれ。