みかん狩り | 続・阿蘇の国のアリス
リンドウの花畑で
バナナのようなフンをしたら
旅の始まりです。


「めいちゃんママさ~ん、バナナ出た~」


月曜日の今日は、
みんなでみかん狩りにゆきます。


14時。
熊本県玉名市天水町の
「草枕温泉てんすい」に
みんなは集合しました。


そこから、目的地の
「右田柑橘」さんまでは
車で約10分で着きます。


高台にある
右田柑橘さんのみかんは
農薬等を使用しないので
見た目はとても不格好ですが...


「味が濃くておいしい」と、
お客様の間でとても評判です。

※右田印の不細工みかん(豊福)


今年は数が少なく、
食べ放題の農園は開園していませんが、
病気のママのために
右田さんが開けてくれました。


私を入れて10人。
軽トラに乗り込むと、
「みかん狩りと食べ放題に出発進行です♪」


「雨...降ってないね」


「何個食べれるかな」


軽トラに揺られること5分。
農園に着くと、そこには、
イノシシに荒らされた
みかんの木がありました。




近くの金峰山には
200頭程の
イノシシが棲んでいて、
夜になると
ぞろぞろと山から降りてきては
みかん畑を荒らすのだそうです。


「温暖化による暖冬で、
冬を越すイノシシが増えたのです」


はさみでチョキンと切って
その場でパクッ。


摘み立てのみかんの味は格別ですよ。


また雨が降り出したので、
一時間程で退却しました。


「待って~!私を忘れてるよ~」




パパは30分で
コンテナいっぱい(20Kg)摘みました。
※10Kg4980円


そろそろお別れの時間です。


「アリスちゃんもママも、
また来てね」

右田さんは
父親をがんで亡くしています。


天水町には
鐘をついて別れを告げました...


「ゴォーン!」


「ゴォーン!」


「ゴォーン!」


名優・笠智衆(りゅうちしゅう)の生家、
来照寺の鐘をついて。

「ゴォーーーン!」