南阿蘇の「ボワ・ジョリ」さんに
行きました。
その日私はパンではなく、
スコーンを注文しました。
スコーンは熱くて、
ママが「フーフー」して
食べさせてくれました。
お店から出ると、
トンボがたくさん飛んでいました。
ママは人差しゆびをさしだし、
トンボにたずねました。
「トンボさん...。
アリスが７歳の誕生日を
迎えられるのなら
このゆびにとまって...」
それから、ママと二人で走りました。
お互いが病気なので、
走るスピードも、
走れた距離も同じでした。
「アリス、これからも
一緒にがんばろうね！」
トンボはどうなったかって？
もちろん！すぐにとまりました。
「トンボさん、ありがとう♪」
