柿 | 続・阿蘇の国のアリス
秋になり、
寒風が吹き始めると、
小学生のぼくは
柿の木に登りました。


最初は、
家の柿の木に登って
柿を食べていましたが、
食べ尽すと、
近所の柿の木に登りました。


当時、
おやつなんてなかったし、
柿が大好きだったのです。


近所の人たちからは、
「サルが来た!?」
と恐れられていました。

...柿を食べ尽されるからです。


ほとんどの人たちは
貧乏な子供に同情し、
優しく柿を譲ってくれましたが、
一軒だけケチなおやじがいて、
ある日、その家で
柿をちぎっていたら、
ケチおやじが出てきて
竹やりで僕を刺そうとしました。

「チェストー!」

僕はひるむことなく、
熟した柿を何個も投げつけてやりました。

「エイッ!」

ソフトボールで
ピッチャーをしていたせいか、
投げた柿はすべて
ストライクになりました。

何日か経って、
ぼくは学校の先生に呼ばれ
ひどく叱られました。


先日、
「ボワ・ジョリ」さんに
柿が届きました。

タイガーマスクからの
贈り物かと思ったら、
ブログ友達の「希さん」からでした。


あんなに美しい柿を見たのは
初めてです。希さんは
犬にも人にも優しい人です。


さて、30日は
フー子の誕生日でした。


その日は、
「苺凛香」さんでケーキを買って、
南阿蘇の「モンベル」に行きました。


「早く撮って~」


ママにはシカの帽子を...


フー子のプレゼントは、
クリマプラスジャケットにしました。


色はもちろん柿色です!

「29歳になったわよ~♪」