二人の獣医 | 続・阿蘇の国のアリス
こうやって、
アリスのことを書こうとする
そばから、涙が流れて
止まらなくなります。

ちっとも前に進まないでいます。

娘だったのです。


さて、
今日のアリスですが...


「トイレ?」
と尋ねると、
立ち上がり、
自力で歩いて外に出て、
オシッコとウンコをしました。


...多少ふらつきはしましたが。


それから、
アリスを車に積んで、
付き合いの長い
近所の動物病院に行きました。


ここの先生は、
アリスが生後6ヶ月の頃から
お世話になっていて、
不愛想ですが、
厚みを持った人でもあります。

アリスを見つめる目が、
とても優しいのです。


先生いわく、
「まず、体力を
回復させてから、
福岡の動物病院に
行った方がいいと思う」
と言われました。


一方、
熊本で一番評判の良い
動物病院の院長先生からは、
電話で、
「一日も早く福岡へ」
とのことでした。


アリスを福岡に
連れて行きたいのは
山々だけど、
今行っても大丈夫だろうか?

全身麻酔に耐えられるかな?

そこまでして治らなかったら?

僕は今、決断をせまられています。


みなさんだったらどうされますか?


アリスは横になったまま、
やっぱりキラキラと
僕を見ています。