ママの闘志 | 続・阿蘇の国のアリス
バナナのようなフンをしたら、
旅の始まりです。


今日は、
ママの外来の前日なので、
免疫力を上げるボルシチと、
放射能を出す北投石温泉の
旅に出ました。


車で旅をする時、
わたしは窓から
身を乗り出すことが大好きです。


そして、
時折、ポツンと、
阿蘇山や久住山を見つけると、
いつまでも目が離せないでいます。






野焼きが終わった原野では、
キスミレが顔をのぞかせていました。


おうちから1時間で、
ボルシチが食べられる
黒川温泉に到着しました。


丘の上に佇む、
「カフェシエル」さんです。




「ボルシチプレートをお願いします」


ビスケットも大好きです。




ここのボルシチは、
徳田さんのお姉さんの
結婚相手のロシア人から
教えてもらった家庭的な味です。


国産赤ビーツが出す赤い色素、
べタ二ンが、肌を守り、
免疫力を上げるといわれています。


「やさしい味だね...」


「この本おもしろい...」

活字中毒者のパパはその後、
その本を安くで売ってもらいました。


そこから温泉に入った帰り道...


夜の野焼きに出くわしました。


その炎はすさまじく、
わたしはまた、
目を離すことができませんでした。

そして、その炎は、
ママが生きたいと願う、
闘志のようにも見えました。


わたしたちは、
誰しもいつの間にか
風景さえ背負い込んで
生きているのでしょう。