散る桜散桜残る桜も散る桜 良寛僕が知る、彼女の花への接し方は...一輪一輪の花の顔を覗き込み...やさしく声をかけています。それは、懐かしい友人と出会い会話でも交わすように。阿蘇のサクラが満開になりました。ところどころに灯る外灯に、鮮やかなピンクが浮かびあがっています。曇った空からはらはらとサクラの花びらが舞い落ちてきました。ああ、と思わずため息が洩れます...この春を前に、この花を見ることもかなわずに逝った多くの命があることに...。散桜残る桜も散る桜