最近読んだ本の感想を書いてます。あくまでも、私個人の感想なので、捉え方が違ったり好き嫌いもそれぞれかと思いますのでご了承下さい。
『店長がバカすぎて』
早見和真 著 角川春樹事務所
書店員が主人公というので、本好き🥰本屋好き🥰
として読まねば!と思いました。
昔昔、本屋で働きたくて地元ではそこそこ大きい書店の会社説明会に行った事を思い出しました。当時は海外にも店舗があったその書店。担当者に「採用されたら海外勤務は可能か?」と聞かれた私はなんと答えたんだったか記憶にない。「喜んで!!」と言っていたら今とは違う人生だったかも。
書店の仕事はただ本を売ればいいわけではない。この本以外にも書店員の仕事が描かれた本を読んだことはあったので、重労働で激務であることは知っていた。個人経営書店ではあまり見かけないが、大きい店舗で見かけるPOPや◯◯フェアやサイン会等のイベントの企画運営。休憩はあるのか?と思う仕事量。
主人公の谷原京子も日々書店員の仕事に終われている。理不尽な客の対応にイラつき、何より店長の言動にイラついている。
なんか掴みどころのない店長、山本猛。多分人を苛つかせる才があるのでは?と思うくらい読んでいて苛つく。でもなぜか最後には怒っていたはずの人とも仲良くなってしまう特技もある。
谷原京子は、辞めてやる!辞めてやる!と退職届まで準備しているが、なかなか辞められない。そのうちに1番尊敬している先輩が先に辞めてしまう。そう、辞める辞めるって人は意外に辞めないんだよねと読みながら思う🤔
常に店長にはイラついいるが、出版社の営業にもイラ立ち、社長にもイラ立ち、作家にもイラ立ちと血圧上がりっぱなしか?な谷原さんですが、ちょ〜とラブな芽生えも🩷嫌いすぎて意識していたら恋に?あるのかそんなこと、、、あるのかもしれない。
谷原さんが出会う人も実は意外な繋がりがあったりで最後まで一気に読みました。
やっぱり見える部分だけじゃない見えない部分の仕事があっての表なんですよね。
知らないから言える事だよ。と言われそうですが、
それでも私は本屋が好きです!