常に注意して行動しておりますので、ご心配なさらぬよう。
同じようなことは今後しないのでご安心を)
まず、こちらの紳士が
私が老小人という失礼な紹介をしてしまったルイスさんです。
(最後に水道橋のところで一緒に記念撮影した写真の一部です。)
ルイスさんの口の辺りが私の肩より若干下くらいなので
150cmくらいではないかと思われます。
ディズニー映画『白雪姫』の城のモデルになったAlcázarアルカサルで出会ったので、
失礼ながら小人さんに例えさせて頂きました。
PM20:00頃、アルカサルに到着した私。
結構、明るいし天気もいいのですが、西日で城が暗くて写真が撮れない
明日、来て撮るかと、この銅像の前で考えていたところ、
ルイスさんが話しかけてきました
(西日のため、無理矢理見えるように加工するとこんな感じです。)
ルイスさん 「ここは好きか?」
私 「 Me gusta. (好きですよ)」
ルイスさん
「私は昔ここら辺で毎日働いていて、毎日家に手紙を配っていたんだよ。」
(と、言っているはず)
そして、おもむろに年季の入った手帳を取り出すーーー
「ほら、これがその頃の写真」
私 「El correos (郵便局)」
(この単語は郵便局によく行くので馴染み深い)
ルイスさん 「そうそうそれで今はここで観光客の人と話すんだ」
「写真がよく撮れる場所を教えてあげるよ」
そういうルイスさんに腕をひっぱられ、
西日で真っ暗な城の写真(上写真)を撮影
私 「defícil (難しいよ)」
でも、ありがとうーーー
と帰ろうとしたところ、
ルイスさん 「よく撮れる写真撮影ポイントがあるから行こう」
私 「え これから」
ルイスさん 「車に乗ってぐるっとまわるからすぐだよ」
私 「え 車」
さすがにいくらスペインって言ったって、知らない人の車には乗らないよ。
『知らない人について行ってはいけない』って。
私 「いやー、やめときますよ。」
ルイスさん 「えーーなんで、なんでハル子はわーい写真だ写真だってついて来たよ。ほらっ」
私 「ハル子」
ルイスさん 「ほら、ほら。他にもケイコに、バルセロナの子もいるし、フィリピンの子もいるよ。」
と、先程の年季の入った手帳から日本人の女性とツーショット写真を見せられる。
カナダ人の女性はツーショットでないけど。。。
ルイスさん 「一緒に写真を撮って送ってもらうの。お金はいらないよ。危なくないよ。行こうよ~」
私 「いやー」
ツーショット写真は2枚しか見なかったけど、
旅行者達が名前と住所を書いていったしわくちゃになった紙をみせられる。
おじいさんと見せかけて、実は仲間達が張り込んでいてーーーとか多少は想像しませんか。
いくら何でも。
ルイスさん 「ほら、車はここ。行こうよ~」
全くひく様子がない。
『女子供と老人は大事に』が心情の私は(武士か!?)
まるで自分が虐めているような錯覚に襲われる。
産まれてこのかた、一度だって知らない人にはついて行ったことないぞ。
それが良い歳になってスペインでーーー。
ありえない。
ルイスさん 「行こうよ~」
確実にこのハル子さんなる人物は無事に帰国して写真を現像して送って来ているわけだ。
ハル子さん、ありえないよ。ありえない。
私 「んーーー、わかりました。行きましょう」
ルイスさん 「行く行く うれしいな。観光客は皆、わからない、バイバイ~って言うんだよ」
私 (心の声:そうだろうよ。しかもルイスさん、まるでひかないし。逃げる以外無いと思うぞ)
少しでも会話をしようとしたのが運のツキ。
きっとハル子さんもスペイン語勉強してる人だったりしたんだろうてーー。
そんなこんなでこのあと3時間半程、ルイスさんとご一緒することになった。
私が巻き舌ができないと気づいてしまったルイスさんは、
何十回も私に巻き舌の発音を練習だからやるようにいい、
できないのにとりあえず繰り返す私。
「defícil (難しいよ)」
「練習だ」
簡単にできれば苦労しないぞ。
そして、何故に知らない人に素直に従わなきゃならないんだ。
そんな感じで、アルカサルの脇の道を車で下り、第一撮影スポット。
確かに西日は関係なくなる位置。
第2撮影ポイント。
ルイスさん 「この教会、無料だから。」
そう言って、ミサの最中入って行く。
ルイスさん、私に何度も話しかけ、ミサの人に黙るように注意される
(子供か、おいっ)
逃げるように教会を後にする。。。。
第3撮影ポイント、アルカサル再び。
近寄ろうとする私に
ルイスさん 「ここが、ベストだから。」
ちょうど花嫁さんがいたんですよね。城の前に。
まるでお姫様
女性はこれは憧れるんじゃないですか。
ルイスさん 「花婿さんに僕たちの写真、とってもらおう」
なに
私 「それはない。さすがにマジで花嫁花婿の妨害はやめてくれ」
なんとか思いとどまらせ、第4撮影ポイント。
アルカサル、別の角度。
第5撮影ポイント、カテドラル。
これも細かく立ち位置を指図される。
第6撮影ポイント、
『コチニージョ アサードになる子豚達がまさに一撃食らう』像。
子豚達の顔、見づらいけどわかりますか。どうでしょう。
第6撮影ポイントを終えた時点でビールを飲みに行くぞ、と言われ、
ルイスさんのおすすめのバルへ。
ルイスさん 「ここは安くて、タパスが多いから」
一応、住所はCalle Cervantes,12
Tel (921) 46 24 87
ジャガイモのタパスニンニク風というよく見るタパスと小グラスビール2杯で2.5 euro。(2人で)
一応、ルイスさんにごちそうになりました。
私 「いやー、お世話になりました。それではさようならーーー」
ルイスさん 「えまだ、早いよ。まだ写真を撮るよ」
私 「えまだ、ですかーー」
(続く)
結構、会話文を入れたのが読みづらいですね。
ここまでおつきあいいただきどうもありがとうございます。
大分、夜も更けましたので、おやすみなさい。。。