小泉容疑者を殺人で再逮捕へ
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元厚生事務次官宅連続襲撃事件で、警視庁と埼玉県警の共同捜査本部は、銃刀法違反容疑で逮捕していた小泉毅(たけし)容疑者(46)を、拘置期限の4日、さいたま市南区の山口剛彦さん(66)夫婦殺害事件で再逮捕する方針を固めた。所持していた柳刃包丁の血痕と山口さんの血液のDNA型が正式鑑定で一致した。捜査本部は、検察当局との協議後、身柄を埼玉県警浦和署に移し、殺人容疑で本格追及する。
また、捜査本部によると、小泉容疑者は「10年前に上京したのも、愛犬の恨みを晴らすため」と供述しているという。98年8月に山口県の会社を辞め、さいたま市に転居したが、当時から首都圏に住む元次官ら厚生官僚を襲撃するつもりだったとみて調べを進める。
再逮捕の容疑は、11月17日午後6時半ごろ、山口さん方に宅配便の配達を装って押し入り、山口さんと妻の美知子さん(61)を包丁で刺して殺害した疑い。山口さんのDNA型が包丁の血痕と一致したほか、出頭時乗っていたレンタカーから山口さんあてを装った宅配伝票が見つかっている。このため、捜査本部は2人を殺害した事件を優先して捜査することにした。
東京都中野区の吉原健二さん(76)方で同18日、妻靖子さん(72)を刺した殺人未遂事件については、山口さん夫婦殺害事件の捜査終了後に追及する。
一方、捜査本部や小泉容疑者の父親(77)によると、愛犬チロは小泉容疑者が山口県柳井市の小学校に通学していた74年4月、行方不明になった。小泉容疑者が父親と保健所に捜しに行くと既に処分されておりショックを受けたという。
小泉容疑者は「34年間ずっと恨みを抱いてきた。さいたまに来たのは思いを晴らすためだった。体力のあるうちにやろうと思った」と供述しているという。動機については、愛犬を処分され、狂犬病予防法の所管官庁の旧厚生官僚を狙ったと一貫して話しているとされる。「昨年も襲撃を考えたが、住所が変わっていたりして機会を失った」などと話していることから、たびたび計画を実行に移そうと考えていたらしい。捜査本部は今年実行した詳しいきっかけについても調べる。
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