映画鑑賞。
邦題「ドリーム」
米国で1960年代の実話を基にした作品。
アメリカとロシアが壮絶な宇宙戦争を繰り広げて
いた中、実はアメリカには、こんなに優秀な
黒人女性たちがいました。映画から人種差別が
色濃く残る時代の社会風景が分かります。
白人と黒人は働くビル、トイレ、コーヒーのポット、
図書館、バスの座席など分けられていました。
幼い頃から数学に卓超えした能力を持ち、
飛び級でウエストヴァージニア大学に入学した
キャサリン・ジョンソンさん。
NACAに数学者として就職しますが、
配属先は白人男性ばかり。
トイレに行くにも、離れた場所にある黒人
専用ビルまで走って行かなければならない。
同僚や上司からの嫌がらせを受け、
なかなか昇進出来ませんでした。
まだコンピューターがなかった時代で、
NASAに初めて入ったコンピューター。
誰も起動させられなかったのに
起動させた女性。
専門的な知識と学位もあるにも関わらず、
黒人で女性だからという理由でエンジニアに
なれず、NASAの大学へ行く為に人種の壁を
乗り越え努力し、エンジニアになった女性。
この3人の女性がいなかったら、
アメリカの宇宙ロケットは、成功していなかった
かもしれないです。運が良かったではなく、
人一倍の努力、知識と忍耐があったからですね。
余生をゆっくりと過ごすため都市から高齢者向け
タウンに引っ越してきたマーサ 。
敷地内には、テニス場、プール、ボーリング場と
娯楽施設もあり、シニア世代の人たちが充実して
過ごしています。
お節介な隣人シェリルに
「昔、チアリーダーになりたかったの」
とつぶやいたところ、
「夢を叶えるのは今からでも遅くない」と
焚き付けられて、平均年齢72歳の
チアリーディング・チームを結成。
年齢と共に出来なくなることもありますが、
いくつになっても人生を楽しみたいものですね。
笑いあり、涙ありでハートフルなお話でした。