1月15日に昨年同様、大手町にあるパレスホテル東京でアクアクララレモンガスグループ新春の会を開催した。
わたしも5分程度だが、新年の挨拶をさせていただいた。
最近は、物忘れが多くなったこともあって、人前で話をするにあたって、事前にその内容を考えストーリーを組み立てることが億劫になった。既に事業は後任に任せ、現役を退いている身では、会社行事でのご挨拶は止めるべきと考えていた。
だが、毎年恒例の行事で、私と一緒に仕事をした方々を多数招待しておること、そして身の回りにいる社員からの後押しもあって、短い時間だが登壇させていただいた。
閉会後、自ら進んで壇上に上がっていた若い頃を想い起こし、「私も齢を取ったな」と物思いに耽っていたところ、参加されたお客さまや社員から、「会長は話をしているあいだに、だんだんと調子が出て、声にも艶や張りがありましたね」、「会長の話しはやはり、聞き入ってしまいます」等、世辞も含まれるだろうが、うれしい言葉をたくさんかけて頂いた。
今年米寿を迎える年寄りが、今だ、皆さまの前でご挨拶させて頂けることにとても感謝している。