「窓埋めてから書かないと材料が台無しになっちゃいます」

 

 

私のヤフーファイナンス掲示板での投稿を見て頂いてる方は記憶にある言葉だと思います。

 

たまにちょこちょここういう感じで窓空けて寄った銘柄に皮肉交じりに書いたりしてます。

 

株は需給なので、どうしても窓を絶対に空けるなとは言えませんし、板が薄いのとか窓空けて上がって行くのはしょっちゅうあるので、仕方ないことだと思っています。

 

しかし、なぜ?窓に拘るのか、そしてなぜ?窓を空けるのが良くないのか…その理由について今から話します。

 

ちょうど今週は良い参考事例があったので書きます。

 

 

9:30に書いてますが、きっちりと窓を埋めて191円くらいにタッチしたタイミングでした。

 

 

その後、この銘柄がどうなったかは話さなくても分かると思います。

 

しかし、この時に窓を空けたまま上に騰がって言っていたら…

 

動意付くことはなかったでしょう。

 

それは大口投資家が嫌うことだからです。

 

私がイメージする大口投資家とは、個人で10億とかそんなレベルじゃなく、機関投資家のディーラーさんのイメージを持っています。

 

100億円くらい動かしているような器の大きい投資家さんです。

 

こういう人達は、ごく稀に時価総額が低い銘柄でもタイミングが合えば入ってきます。

 

勿論、大きな資金ですから短気ではなく、中長期に渡って息の長い資金を入れて来ます。

 

そんな彼らがせっかく注目してきた材料株に、窓が空いていたらどう思うでしょうか。

 

汚いチャートだな、今は止めておこう、それかこの窓を埋めるまでは手出ししないようにしようと思うでしょう。

 

一般の投資家さんだって、窓が空いていれば、あの下に空いた窓をいつか埋めるんだろうな、買うならその時で良いかなと買い手控える理由が出来てしまいます。

 

だから、窓なんて余計なものが空いていない方が良いんですよ。

 

株探とかに取り上げられて注目度が高い材料株とか板が薄いのとかなら仕方ないですが、どこにも出ていないような上場企業が正式に開示している材料を、朝から一人で気合入れて成り買い入れてるような買い方はちょっと?どうかと思いますよ。

 

ハッキリ言ってナンセンス。

 

自分が買えればいいと思っているんでしょう。

 

自分が儲かれば良いと思っているからそんなことが出来るんですよ。

 

その上場企業が正式に開示している材料が正当に評価されて、後々に大口投資家が入って来てくれて、大相場になってステークホルダーが幸せになって欲しいと思えば、買い方もまた違ってきます。

 

これも「想念」の問題なんですよ。

 

窓空けてでも気にしない、そんなの関係ない、自分が買えればそれで良いやって自己中心的な考えの人は、今回のガーラのことを思い出して頂きたい。

 

今回のガーラは窓をきっちりと埋めて、窓が結果として空いていない状態だったからこそ、大口投資家が入って来てくれていると思っています。

 

その結果、ナンセンスな買い方一人が買うより、大口投資家が入って来てくれてガーラのステークホルダーは株価が上がり、きっと喜んでいる人が多い事でしょう。

 

株価が上がって困るステークホルダーはいないと思いますので。

 

自分が儲けたい、買いたいからと言って、窓空けて買うナンセンスな買い方は、結果としてその上場企業にとって本当に良い買い方なのか、今一度考えるべきだと思います。