容易に、自然に、涼しげに...Angers.FRANCE | Always smile

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めぐりあえた世界に感謝をこめて…


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2015年、夏の旅。

滞在の最終日に訪れたのがロワール地方アンジュ。

ロワール地方、初めて訪れる私にとっては未開の地でした。

これまた縁の面白さ、恵みを存分に感じるものでして…音譜

夏が始まろうとする頃、一本の電話がかかってきました。

仕事でお世話になって以来、ご縁の続いている方からでした。

キーワードは高峰譲吉博士目

アドレナリンやタカジアスターゼの発見をはじめ、バイオテクノロジーを開拓した博士は、それによって莫大な財を築く一方で、親善活動にも熱心に取り組んだ人物でもありました。そんな博士にまつわる仕事で知遇を得たのがご縁の始まりでした。


人生の大先輩でもあり、広い人脈を築いていらっしゃって何かと取次をしていただいたり、機会を見つけてはワインをご一緒したり、またさまざまなお話を聞かせていただいて、違った視点からモノを見ることの大切さを教えていただいていましたワイン


ただ、残念なことに足の具合を悪くされて、歩行に支障がありしばらくお目にかかれていないのですが、時折メールなどで近況をお知らせいただいていました。

電話の内容は、手術後の回復ぶり、そしてフランスからの愛弟子の来日を喜ぶものでした。長く酵素研究に携わって幾つも会社を再生させてきたその方が、特に目をかけていたのがそのフランス人で、彼自身今や酵素ビジネスで会社を成功させているそうです。そしてなんと、フランス人でありながら高峰博士の大ファンという異色の人。すごいネットワークだなぁ…とつくづく感心。いつまでも思考回路が若々しい秘訣は、垣根無くさまざまな人と関われる柔軟さを持ち合わせいるからなんだなぁと電話で話をしながら感じたものです。

そのとき、たまたま渡仏計画があることを話すと、「それは素晴らしい」とあれよあれよという間に、「滞在中、どこかで都合がつくといいね」と愛弟子のフランス人に取り次いでくれました星


広く豊かな交友関係を持つ人たちに共通しているのが、この「取次ぎ」をいとも容易に、自然に、そして涼しげにしてくれるということです。そして決してその交友関係をひけらかすことをしません。ゆとりというか、余裕というか。

人と人をつなぐことでまた別の縁が生まれ、それは廻りまわって自らの輪を広げることになることを充分に分かっているのでしょう。

縁は「円」でもあるんですねクローバー

やたらと人脈を誇る割に、人と人をつなぐことは決してせず、つないでもらうことだけに傾注する人たちもいます。でも見渡してみると、視界良好なのは圧倒的に前者に多く、後者は独りよがりの堂々巡りが続くのみ。

さて、フランスの縁はいかに?はてなマーク

文明の利器を活用して、送られてきた写真で顔を確認、そして日程の詳細はメールで。

待ち合わせ場所はパリからアンジュに変わり、日程はフランス人のシカゴ出張も重なり、まさに大西洋をまたいでメールのやりとりが続きました。

パリを出発して2時間弱、アンジュに到着しました。

初めての土地、そして初めて会う人、それもここは日本ではなくフランス。

駅のホームに降り立つもそれらしき人は見当たらず、ひとまず駅舎に向かうも列車の遅延もあって大混雑…う~ん、それらしき人もいない…

と雑踏の中に見覚えのある長身のフランス人を発見!

「もしかして?」…はい、会えましたニコニコニコニコ

全くもって初めての出会いは握手と自己紹介から。

それでも打ち解けるのに時間が必要なかったのは、共通のテーマ「高峰博士」を語りだすと止まることなく会話が続いたから。まるで人と人をつなぐ天才でもあった博士が今の世に降りて来てつないでくれた新しい縁にも思えました。

その日の夜にフランスを離れるため、アンジュ滞在は短かな慌ただしいものになってしまいました。

キャッスルを一つ訪ね、アンジュを見下ろす丘の上に立ち、再訪を約束して私は空港に向かう列車に乗りました飛行機


ただ無為に日常に流されて、否定されること、指摘されることを嫌い、緩慢に居させてくれるだけの環境に身を置くと、その先に待つのは無意味で成長のない独りよがりの人生しかない。


意識をもち、有為に昨日より今日、今日より明日を見て、時に否定を受け入れ、正すべきは正しながら、貫くべきは貫く…その先には潤いに満ち、より広がる人生が待っているベル


自分に都合の良いことだけを見て、何か自分が優れた人物であるかの錯覚にとらわれ、人を肯定するのではなく否定することしか出来ない人間がいる。またそれを苦々しく思いながらも、長いものには巻かれるべしと迎合しては陰でそれを否定する人間もいる。

人の数だけ人の人生があることを理解しようと努力し、それぞれ信条、立場、趣向を持ちながらも時に穏やかに時に毅然として、人を肯定することから人と向き合う人間がいる。

ただ与えられることだけを当然として求める人がいる。

与えられないことへの不平ばかりを口にする人がいる。

与えられた分を返すことで、より与えられることを理解している人がいる。

人はいつでも意識一つで変わることが出来ると私は信じる。

その意識一つでやがて周囲が、ひいては人生は大きく変わってくる。

どんな人と出会うか、どんな人と会するか、そしてどんな輪の中に身を置くか。

私はより広がる世界の中で、与えられた分の幾分かでもお返ししながら、願わくば佳き輪の中に身を委ねたいと思う。

不思議の出会いの連続と、恵みの時間に身をおいて、そんなことを思いましたチョキ