「イギリスは女王様の国で、二階建てバスが走っているんだよ。」
幼いころ、祖父が語りかけてくれた言葉を今も鮮やかに覚えている。
いつかは必ず訪れたい、訪れるであろうと思っていた国の一つだった
。
そして機会は訪れた。
「ANA指定・グロブナーハウスに泊まるロンドン6日間フリープラン・送迎付き」
ABロードで見つけたこのプランを利用して、
休みの合った職場の先輩と1月の寒い寒いロンドンへ旅立つことになった。
初の本格的な海外旅の始まりである
。
見るもの全てが慣れない、初めてで新鮮ながら反面少しの畏れ、
あっちを向いて、こっちを向いてを繰り返した。
全てのことが初めての経験ばかり
。
機内の気圧の変化に驚き、出国・入国に手続きに緊張し、時差を経験し、両替にあたふたし…。
旅というものは、いろいろな手続きを経て構成されていくことに初めて気づいた。
ホテルはハイドパークに程近い老舗のホテル。
あとあと考えると分不相応なほどのホテルだったようだ
。
このときはホテルに★によるランクがあることは知っていたが、
それがどういうことかを思慮するなどなかった。
1月のロンドンは日照時間も少なく、10時頃になってもまだ明けない朝もある。
凍える寒さは格別で、午後も3時を過ぎればまったりと日が暮れていく
。
食事は「…」バーガーキングが一番美味しかったなぁ。
何しろ何をするにも躊躇いがちで、「挑戦」することが出来なかった
。
Tubeに乗って市内を巡ることは出来たものの、バスに乗る勇気もなく、
もちろん郊外への旅など出られるわけもなく。
紅茶好きがせっかく紅茶の国に来たというのに、アフターヌーンティーにもトライ出来ず。
それでも、SALEの時期
。
ショッピングはロイヤルアルバートの陶磁器やカップ、紅茶、そしてリバティプリントなどなどを楽しんだ。
欠けて処分してしまったものもあるが、今も私の大切なコレクションの一部に残っている。
いつかそれらを眺めて旅を振り返れるだろう。
そうそう、この旅。
バゲージもスーツケースを持って居なかったので、
ボストンでは使い勝手が悪くロンドンで購入したくらいである。
「おそるおそる」の旅
。
初旅はまさにそれにつきた。
お次の旅はさてどこへ。
