読書感想(184)「ビブリア古書堂の事件手帖〈3〉◆三上延」 | アルジャーノンにシャンパンを

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どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

 ビブリア古書堂の事件手帖〈3〉

三上延著

メディアワークス文庫

2018.7.29読了

☆☆☆☆

ボクがこの本に親近感を覚えるのは、その舞台が鎌倉を中心に逗子から辻堂あたりの湘南界隈というのも一因。読んでて景色が目に浮かぶんだよね。今回も、古書にかかわる人たちの秘密や企みを、鋭い洞察力と記憶力と膨大な本の知識を駆使して解決する。登場するのは

・「王様のみみはロバのみみ」

・ロバート F ヤング「たんぽぽ娘」

・ウスペンスキー「チェブラーシュカとなかまたち」

・宮澤賢治「春と修羅」

の4作品。エピローグは、主人公栞子さんの秘密にちょっとだけ踏み込む内容で、次作の展開が楽しみです。