読書感想(177)「その峰の彼方◆笹本稜平」 | アルジャーノンにシャンパンを

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どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

その峰の彼方

笹本稜平著

文春文庫

2018.6.9読了

☆☆☆☆

著者の山岳小説の中でも、最も過酷な状況下での物語なのは間違いない。それ自体はスリリングで、手に汗握る展開なのだが、如何せん登場人物の心理描写が多くて長い。登山家の中には、主人公のように精神的な開放感、達成感を求める人も当然いるだろうが、ボクにはイマイチ理解できず実感も持てなかった。ストーリーは良かったので、なんとか星4つ。やっぱりボクは山より海の人間だな(笑)。