読書感想(147)「パラドックス13◆東野圭吾」 | アルジャーノンにシャンパンを

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ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

パラドックス13

東野圭吾著

講談社文庫

2017.7.13読了

☆☆☆☆


東野圭吾先生もこれだけ作品を出してると、ネタ切れじゃないだろうけど状況設定がどんどんアブノーマルになっていくねぇ。それでも現実離れしてシラけることなく、「そんなこともあるかもなぁ」と思わせるところがストーリー作りの妙なんだろうけど。本作品もほとんどSFの世界。絶望的な状況下のスリリングな展開の後に、意外な決着でホッとさせて、後味よろしくまとめるところは上手いですね。でも、元の世界に戻ったようなエンディングも、実はこれもパラレルワールドではないかと思うのだが・・・。