読書感想(134)「BT’63◆池井戸潤」BT’63 池井戸潤著 講談社文庫 2017.3.21読了 ☆☆☆☆ 現代社会のリアルが得意な著者が、スピリチュアルなストーリーを描いた、ちょっと異色の作品です。BT’63の63は1963年(=昭和38年)のことで、物語の半分はそこが舞台だけど、ボクが生まれたのもその頃なので、妙にリアリティがあったな。50年前の日本は、まだまだ混沌としていて、今よりみんな一生懸命で、でも闇も深かったんだな、という印象。