彦根城内の大名庭園「玄宮楽々園」(国の名勝)にある沼「魚躍沼(ぎょやくしょう)」で、水質を改善する「天日干し」のための水抜き作業が始まった。夏場にアオコが発生したり、悪臭を放つなど水質が悪化するため、定期的に観光シーズンを外したこの時期に行われる。

 城管理事務所の職員が沼の端にあるせきの板3枚を取り外し、9日から放水を始めた。7260平方メートルの沼は数日で干し上がるという。16日ごろから池底に堆積(たいせき)した泥や植物プランクトンをバキュームカーで吸い込み、約200立方メートル分を除去する。その後、23日ごろまで天日干しをした後、1週間ほどかけて注水し、3月には美しい水面を取り戻し、魚影が見られるという。