中国で3番目に大きい湖である太湖では毎年のように藻類「アオコ」が大発生している。昨年はアオコ大発生の影響により、太湖より取水している水道水に異臭が発生するという事件が発生した。それ以来、衛星観測によって湖のアオコ発生状況を観測していると言うが、今年もすでにアオコ発生の兆候が見られているという。以下はその話題のブログより。

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  2007年5月、江蘇省と浙江省の境にある湖、「太湖」でのアオコ過剰繁殖によってもたらさた無錫市の水道水危機は全国的な注目を集めたことは記憶にまだ新しい。それ以来、衛星気象センターは太湖のアオコ発生状況をモニターしていたが、最近は曇が多い天気が続いたことにより、水面の状況を正しく観測できなかったという。

  連日の雨によって多少薄まったように見えるが、中国第3の大きさを誇る太湖はやはりアオコによって緑がかっている。太湖に面する浙江省湖州市の小さな漁村では、湖面に漂う藻類により生活そのものに影響がでているという。

  アオコ発生の直接の引き金は気温の上昇だが、富栄養化をもたらしているのは農業や生活排水に含まれる有機物とされている。アオコが異常繁殖すると水草など他の植物が光合成できなくなり死滅し、魚類など動物も酸欠や毒素により死滅してしまう。人に対する影響では、飲用により重篤な肝臓障害などを発生させる恐れがあるという。

  気象部門の予想によると、今年は爆発的に繁殖する可能性が高いという。中国気象局衛星気象センターの衛星観測では、太湖の広い範囲ですでに藻類が発生しているのが確認できるという。漁村に住む人の話では、湖からは異臭が漂い、飲むことができなくなったため、井戸を掘って飲用水を確保していると言う。