環境、景観、経済などさまざまな観点から諏訪地域のまちづくりを考えていこうと、昨年12月に発足した「諏訪湖クラブ」(沖野外輝夫会長)は23日、第1回定期大会を諏訪市文化センターで開いた。会員ら約50人が参加。「諏訪湖環境保全研究」「諏訪圏のまちづくり」「諏訪圏域での新エネルギー活用計画」の3テーマで研究成果を発表した。
諏訪湖クラブは、諏訪湖の環境保全や湖面利用を考えてきた「諏訪湖懇談会」の沖野会長が発起人となり、諏訪湖の問題にとどめず、諏訪地域の課題を住民主体で研究する市民学会的な組織として立ち上げられた。市民団体メンバーや研究者が参加し、同日現在の会員数は137人。
信大山岳科学総合研究所の花里孝幸教授は「諏訪湖の水生植物の現況とヒシの制御」と題して発表。過去には見られなかったヒシの大量発生について「水質浄化が進み、アオコが減って湖底まで光が届くようになったが、湖底の質は変わっていないため、昔の水草は回復せず、ヘドロを好むヒシが増えた。生態系が元に戻る途中だが、そのまま逆に戻るわけではない」と解説した。
ヒシの発生は昔の湖に近付いた結果だが、舟のスクリューに絡まったり、腐敗臭を発するといった新たな問題も発生。花里教授は「かつて水草は肥料として利用されたが、今はその必要がなくなった。昔の姿に戻してもわれわれの生活や社会システムが変わり、不都合なことも起きてくる」と指摘。「環境問題では『あちらを立てればこちらが立たず』ということがあることを住民は理解しておかないといけない」と強調した。
大会に引き続き2008年度総会を開催。事業計画では定期大会、年次総会のほか、シンクタンク設立準備委員会の構想開始や、�諏訪湖保全研究�新エネルギー活用計画の推進�地産地消の現状と将来�環境保全型農業の推進�諏訪圏域まちづくり計画への支援�諏訪圏域産業の将来計画—の六つのプロジェクト活動などを決めた。
諏訪湖クラブは、諏訪湖の環境保全や湖面利用を考えてきた「諏訪湖懇談会」の沖野会長が発起人となり、諏訪湖の問題にとどめず、諏訪地域の課題を住民主体で研究する市民学会的な組織として立ち上げられた。市民団体メンバーや研究者が参加し、同日現在の会員数は137人。
信大山岳科学総合研究所の花里孝幸教授は「諏訪湖の水生植物の現況とヒシの制御」と題して発表。過去には見られなかったヒシの大量発生について「水質浄化が進み、アオコが減って湖底まで光が届くようになったが、湖底の質は変わっていないため、昔の水草は回復せず、ヘドロを好むヒシが増えた。生態系が元に戻る途中だが、そのまま逆に戻るわけではない」と解説した。
ヒシの発生は昔の湖に近付いた結果だが、舟のスクリューに絡まったり、腐敗臭を発するといった新たな問題も発生。花里教授は「かつて水草は肥料として利用されたが、今はその必要がなくなった。昔の姿に戻してもわれわれの生活や社会システムが変わり、不都合なことも起きてくる」と指摘。「環境問題では『あちらを立てればこちらが立たず』ということがあることを住民は理解しておかないといけない」と強調した。
大会に引き続き2008年度総会を開催。事業計画では定期大会、年次総会のほか、シンクタンク設立準備委員会の構想開始や、�諏訪湖保全研究�新エネルギー活用計画の推進�地産地消の現状と将来�環境保全型農業の推進�諏訪圏域まちづくり計画への支援�諏訪圏域産業の将来計画—の六つのプロジェクト活動などを決めた。