八郎湖のアオコを除去するために八郎潟町が計画している高度浄水処理施設整備事業について、同町臨時議会は25日開き、同施設工事請負契約締結案を起立採決の結果、賛成1、反対8(定数12、欠席2、議長除く)の賛成少数で否決した。同町の懸案事業は白紙に戻り、上水道供給の在り方に関し、町は根本から見直しを迫られることになった。

 計画によると、施設は現在の町浄水場北側に建設、オゾン処理と粒状活性炭処理を組み合わせることでアオコ特有の色やカビ臭を除去した水道水を供給するもので、完成は8月29日を予定。水質悪化が進む八郎湖のアオコ被害に悩まされている町民にとって待望の施設として期待されていた。

 今回は12社による指名競争入札の予定だったが、うち9社が施設の特殊性から技術者確保が難しいことなどを理由に今月18日の入札を辞退。3社のうち仙台市に支社を置く業者(本社東京)が4億5864万円(税込み)で落札した。落札率は91・3%。

 議員からは「なぜ9社も辞退したのか」「辞退した業者に工事実績はあったのか」「厳しい財政事情の中で落札率が高い」など入札内容を疑問視する声が次々と上がった。