守山の8河川 水質やや改善滋賀県守山市内を流れる中小の河川に含まれる窒素やリンの濃度が10年前と比べて全体的に低下し、水質がやや改善していることが、同市のNPO法人(特定非営利活動法人)「びわこ豊穣(ほうじょう)の郷(さと)」の調査で分かった。調査結果を基に10年間の変化を図表で示した「水環境マップⅢ」も発行、近く市役所や自治会などに配布する。 調査は、琵琶湖・赤野井湾の水質浄化を目指して結成された同郷の前身の「豊穣の郷赤野井湾流域協議会」が1997年に始めた。調査は年6回行い、会員約30人が市内の8河川、約100地点でCOD(化学的酸素要求量)、窒素、リンの各濃度、透視度を計測した。 結果は、アオコなど植物プランクトン発生の要因になる窒素とリンの濃度の年平均値が、2006年までの10年間で、おおむね窒素は1リットル中1-3ミリグラムが同1ミリグラム未満に、リンも1リットル中0・1-0・3ミリグラムが同0・05-0・1ミリグラムに減り、改善傾向がみられた。CODと透視度の数値は、ほぼ横ばいだった。 水環境マップの製作は調査1年目と5年目に続く3回目で、今回初めて7つの学区別に調査結果を収録。写真やグラフを挿入し、一目で変化が分かるように工夫した。 調査に当たった辻ひとみさん(60)=同市吉身2丁目=は「窒素やリン濃度の低下は、農作物栽培での減農薬など農業者の努力が大きいと思う。マップを見て身近な川への関心を高めてほしい」と話している。マップはA4判、22ページ。2000部発行し、図書館や小中学校などにも配る予定という。