北固山


客路 青山の外 行舟緑水の前

潮は(たいら)にして 両岸(ひろ)く 

風は(たいら)にして 一帆(かか)

海日 残夜に生じ 江春 旧年に入る

郷書 何処(どこ)に 達せん 

帰雁 洛陽の(あたり)

(かい)(じつ):海の太陽 (ざん)():明けきらない夜

Yoshiのつぶやき】

南京近くの長江の風景。舟が一艘浮かんでいる。

郷書、帰雁とくれば、作者の気持ちが浮かび上がる。

所で、Yoshiも何度も地球を回ったが、悲壮な気持ち

は全くない。旅に対する気持ちと、旅行の手段の違い

だと思う。地球が小さくなったものだ。

変わらないのは人の心だ。もっともっと人類皆同じの

気持ちが必要だと思う。