雲には衣裳を想い 花には容を想う
春風は檻を払い 露華濃なり
若し群玉山頭に見る非ずんば
会ず瑶台月下に向かいて逢はん。
檻:てすり
【Yoshiのつぶやき】
この詩は有名な詩だ。玄宗皇帝が楊貴妃と
長安與慶宮で酒を飲んでいるときに
李白が請われて作った詩である。
牡丹が乱れ咲いていた。
1500年も昔、李白が作った詩を詠むと、その時の
情景が浮かび上がる。玄宗皇帝も楊貴妃の歴史
の中の存在だと思っていたが、ある場所で、目の前
の楊貴妃の姿を李白が詠っているのだから、その姿
はそのまま詩を詠んでいる自分(Yoshi)の見る楊貴
妃の姿だと思う。時間があっという間に近づいてくる。