閑居の秋
寒かった山は蒼翠に変わった 秋の水は一日音を立てて湲(ながれ)ている
門外の柴に依りかかって 風に臨んで暮(ひ)蝉(ぐらし)の声を聴いている
渡し舟超しに落日が残っている 墟(む)里(ら)から孤(ぽつん)と烟(けむり)が上がっている
復(ひとり)値(のこって)接輿酔(さけによ)い 狂歌五(ご)柳(りゅう)を詠っているのだろう

【Yoshiのつぶやき】
良く知られた詩だと思う。多くの人が色々の訳を付けているのでは
ないだろうか?
今後何度も出会う詩との予感がする。