明月
海上生明月 天涯共此時
情人怨遥夜 せき夕起相思
燭滅怜光満 披衣覚露滋
不堪満手贈 還寝夢佳期

海上に生(いき)る明月 天涯共この時
情人は遥(はるか)夜を恨む せき夕起ちて相思う
燭を滅して怜光に満つ 衣を被(はお)りて露の滋(しげる)を覚える
手に満たして贈るに堪えず 還(かえ)りて寝て佳期を夢(ゆめみ)ん
【Yoshiのつぶやき】
この詩は難しい詩だ。遠く離れた恋人を切々と歌うものだ
子供の詩集に載せたのはどういう積もりだろう。
なーんて考える方が可笑しいのだろう。
最後の部分は、明かりを消したら、降りかかる月光が振りかかって
くる。掌で汲んで、送り届けようと思うけれど難しい
帰って寝てしまおうということだ。気持ちはよく判るではないか。