山中
長江悲已滞
万里念将帰
况属高風晩
山山黄葉飛

長江が己(われ)を滞(とどめ)たことが悲しい
万里を将に帰らんと念ず
况(いわん)や属(ふるさと)は高風の晩
山山に黄の葉が飛ぶだろう

己(こ):おのれ、已(すで);すでに、巳(み):へび、属:なかま
【Yoshiのつぶやき】
詩人は皆長江の上流へ派遣が嫌いらしい。昨今、都会の老人
が地方へ隠居(?)するのが 話題になるが、今と何が違うのだろう。