城闕輔三泰 風煙望五津
與君離別意 同是宦游人
海内存知己 天涯若比隣
無為在岐路 児女共沾巾

三泰の城壁に風がたなびき 五津に煙が望める
君と離れ 是の宦と旅立つ時だ
四海の内に知己存(あ)るかぎり 天の涯(はて)も近隣のごとし
岐路の在るのは止むを得ないけれど 共にハンカチを濡らしえしまう。

五津:四川省内の長江の渡河地点 西安の近く
三泰:函谷美あり  
輔:助ける意
【Yoshiのつぶやき】
別れの光景である。船旅ではあるが西安から四川の旅は
大変である。とは言ったものの一度は是非訪れたい旅である。