すすきの穂 川岸を挟んで砂浜が連なっている。 枝また枝のように葦花が揺れている。浪の花のようだ。 月明りの下で葦花は渾(こんこん)と積もった雪のように見える。 辺りに漁師の家は一軒も無い。 渾:水の湧き出る音 【Yoshiのつぶやき】 雍裕之は四川の人で、生没年不詳、度々科挙に受験したが合格しなかったそうです。 先の柳絮と言わず、植物に関心あるのではなかろうか。 川岸に芦花(すすき?) が いっぱい、浪のように見えたり、雪のように見えたり、辺りに漁師の家は一軒も見えない。