楽家瀬(らんからい)長安近くの早瀬颯颯たる秋雨の中浅浅たる岩(せき)溜(りゅう)に泻(そそ)ぐ波は跳ね自ら濺(そそ)ぐ。白鷺は驚き、また下れり。岩(せき)溜(りゅう):瀬にある岩【Yoshiのつぶやき】この詩は、王維31歳の時の詩です。長安近くの田舎の別荘、モウ川荘で作ったものです。楽家(らんか)瀬(らい)は早瀬の名前です。白鷺が飛び跳ねる光景が目に浮かびます。王維は長年玄宗皇帝に仕えていた阿倍仲麻呂は日本へ帰国するとき、送別の句を作っています。中国と日本との関係の深さを思い知らされます。