敬亭山
衆鳥高く飛び尽き
孤雲、独り去り閑(しずか)なり
相看て両つ厭(あき)ざるは
只敬亭山有るのみ。

【Yoshiのつぶやき】
李白の有名な詩である。安徽省宣城市の敬亭山で詠んだものである。
文字通り、敬亭山そのものを詠んだ歌で、
沢山の鳥が飛び去り、たった一つ浮かんでいた雲も消え静かになった。
自分の前に敬亭山がある。いつまでも見ていてお互いあきないのは
敬亭山のみである。
地図でみると挿絵にあるように山が沢山ある。川もある。
宣城市というのは人口300万人近くの大きな町である。この町で今も
李白は町のひとに親しまれているようだ。
文化は政治とは無関係のようだ。