ちょっと話を整理しよう。今書いているのは最悪のシナリオで、いよいよ日本もハイパーインフレに突入しようとしている場面だ。主役はもちろん、濃尾首相、只野矢日銀総裁で、日銀職員杉田も登場する。今仁は当事者の独だ。話の良く判らないYoshiも時々登場して話を混乱させるかも知れない。ご用心、ご用心。

 

週明けの東京証券取引所は、また年初来の安値を更新しました。機関投資家の売り注文が入り、建設株、銀行、サービス、電機、自動車など銘柄株を中心の軒並み値を下げています。株安、証券安、円安のトリプル安である。日本経済の見通しは、悲観一色になった。近所のスーパーからコメが消えた。人々は缶詰や、小麦粉や、ありたけのものを買い込んでいる。物価は上がるが給料は上がらない。節約するしかない。今仁も預金を洗いざらい引き出して銀行のドル建て預金に預け直した。日本中で大規模な資本逃避が始まっている。

 

首相官邸では、濃尾首相が、只野矢日銀総裁の報告に耳を傾けている。

  「このような状態では、円安の行き過ぎを是正する手段も限られてきます。円安がまた輸入物価の

上昇を招いて、国内の物価上昇を引き起こしています。物価上昇は企業にプラスになる面も有ります

がここまで急ですと国民生活に影響か出てきます。」

 

結局、日本政府の緊急財政再建プランは生ぬるいものになった。その他、政府は資本逃避を禁止する法案を国会に提案した。

金利は2%を超える辺りで、横ばいのままだが、それは日銀が、金融機関の保有する国債を無制限に買い続けているおかげだった。インフレは目に見えるかたちで進行し、月単位で、物価が上昇し始めた。

 

後戻りできない曲がり角を曲がってしまったのが第二幕だと思います。でも本当の修羅場はこの後ですネ。

経済誌が、「インフレ激化!」など特集を組むでしょう。預金を外貨建てにする動きも活発になるでしょう。海外で土地を買う人も増えるかもしれません。

日本人の総金融資産1,600兆円のうち、個人で動かせる預貯金は200-300兆円ぐらいですから、銀行の資産を900兆円として、500兆円ぐらいが動かせるお金です。目端の聞く人が送金すうる分だけで、総額100兆円ぐらいの円があっという間に外貨に化ける可能性があります。それによって円安がさらに進んでしまう。

通貨の増発→円安の進行→物価の高騰→債権安と株安の同時進行となる。

先のドイツのハイパーインフレの日本版となります。

 

Yoshiのつぶやき】

ここまで色々書いてきた。ところで、日本企業はどうなっているのだろう。

企業にも、個人にもい色々あると気付いた。コテコテの日本企業。コテコテの日本人と、コスモポリタン企業にコスモポリタン日本人。

トヨタはコスモポリタンだ。世界から物を買って、中国で組み立て、アメリカへ売る。日本が消滅したって、何んということも無いだろう。中国の高官で、金を設けて、大金をアメリカに送り、あまり良い話ではないが、子供をアメリカで教育し、家族もどんどんアメリカへ送り込んでいるのもいる。サンフランシスコのチャイナタウンなど、中国そのものだ。何でも新潟県で町中に土地を買い、チヤイナタウンを創る計画があったとか、なかったとか。

日本人諸君、ちょっとは国際人になったらどんなものだろう。海外に出ると、中国人だって、韓国人だって、若者が国際会議で英語でどんどん日本語で議論している。20年以上前からそうだ。国際会議後の晩餐会で、隣の人と話ができず、きょろきょろしているのは日本の首相だけだ。
キャロライン 
こんな具合に行かないものか?
(2014-12-6 Yoshi)