ちょっと変なタイトルだ。本当は「遊ぼう」じゃなく、「経済を学ぼう」なんだけれど。遊び心だって必要だ。日本の経済はおかしいと思う。難しい問題なので、テキストを学びつつ、自分なりにドリルしよう。テキストは「ジャパン・クライシス、橋爪大三郎、小林慶一郎 筑摩書房」だ。事は急を要すると思う。

すぐそこにあるクライシス

米連邦準備理事会(FRB)29日の米連邦公開市場委員会で、量的禁輸緩和の第3弾に伴う資産購入を10月いっぱいで終了すると決めた。(日本経済新聞夕刊2014-10-30)とあったところ、日本では、「日銀が追加緩和:国債購入30兆円増、投信は3倍」(日本経済新聞2014-11-1)とある。

米国の報道には、更に、異例の危機対応に幕とあり、国際通貨基金(IMF)2014年の米実質成長率

2%強と予想し、米経済の巡航速度(潜在成長率)並だと見ている。

米国の決定については、大方の賛成が得られている中で、日銀の決定は、賛成5反対4の薄氷の決断であったとのことで、素人としては不安此の上ない。同日の新聞報道で、世界同時株高が伝えられているが、日銀総裁の一言で世界の株価が同時に上がって良いものかと不安になる。日銀の追加金融緩和に円安が先だって進行し、自民党の谷垣幹事長が苦言を呈している。


借金

図を見て頂こう。国の借金残高が1,000兆円を超えたとはどういう事か?

国の歳出が税収を超え差額が借金として累積し、2013-3-311,008兆円となったということである。具体的には、国債、借入金、政府短期証券の合計が1,000兆円を超えたのである。国民1人当たり800万円の借金だ。800万円も借金があればどうなるか? 5%の金利とすれば、返済に毎年40万円かかる計算だ。雪だるまのように借金が膨らむのはローンを返済している人にはよく判る筈だ。

大変だ。大変だ。日本人は全員破産するのか? そうでもないらしい。世代によって違うのかもしれない。

6070代 逃げ切った世代

4050代 逃げ切ろうと必死な世代

2030代 逃げ切れない世代

という話もある。

これから良く検討しよう。