気温上昇

上の図は1901-2012年の年間平均気温の実測に基づく気温の変化を示します。着色部は実測値に基づく気温変化で、白色はデータの無い所です。世界全域で気温の上昇が観察されています。
下の図は、1901-2012年は実測値、それ以降は推定値です。1986-2005年の平均値と比較した値です。1850-1900年から1986-2005年の温度上昇は0.61℃です。
将来予想のRCP85(Reprsentative Concentration Pathway)が大変だ。各国がこのまま何もしないで放置すると、今世紀末には、気温は最大、4.8℃上昇するとするものだ。遅ればせながら、環境省もIPCC報告書の結果を踏まえ、スーパーコンピュータで計算し、日本の場合の計算を実施し、平均気温は4.4℃上昇すると報告している。(2014-6-7日経)
昨今、東京でヒョウが降る。東京はもはや亜熱帯だなどの声も囁かれますが、さもあるべしと思います。
気温上昇
上記は、積極的な緩和策(ambitious mitigation)を行った場合(左)と、高排出を続けた場合(右)との比較です。
【Yoshiのつぶやき】
前の図の中間点が今世紀末の気温上昇である。温暖化は空気中の炭酸ガスにおるみのですから太陽光の通過距離によります。従って南北極では赤道付近にくらべて大きく影響されます。上の図からもそのことが分かります。