生物へんか
これまでの調査で、海の生物、地上の植物の変化が明らかになってきた。
左は海である。底生微細藻(Benthic Algae),底生甲殻類(Benthic crustacea)他の動植物が海の底で移動している。単位はkm/10年だが、去年いたところに今年は蟹が居なかったといった具合だ。動物性プランクトン(zooplankton) の移動が大きいのは、自身動くからだろう。右の図は、熱帯・温帯の植物の変化だけれど、熱帯・温帯で、小麦、米、トウモロコシの収穫が数パーセント低くなるのは困ったことだ。
【Yoshiのつぶやき】
Adaption(対策)って言うけれど、そんな事している国があある?
温室効果ガス対策として本格的に微細藻の研究を始めたのは1990年の4月だ、4半世紀前の事だ。以来温暖化と取り組んで来たが対策に本格的に取り組んでいた国があったかしら。何はともあれ、アメリカへ飛んだ。調べて驚いた。1955年、ハワイ大学のキーリング博士は、ハワイ島マウナロア山頂で炭酸ガス濃度の測定を始めていた。小さな研究小屋の中で、見慣れた炭酸ガス濃度上昇のグラフを見た時、感動した。その時炭酸ガス濃度は350ppmだったと思う。驚くなかれ、本年4月WMOは4月の北半球の月平均炭酸ガス濃度が、北半球全体で400ppmを超えたと報告している。この分野でアメリカ最も進んでいることは間違いないことだが、簡単に世界の状況を述べると(今回の報告書より):
アフリカ:検討開始
欧州:政府レベルで対策ポリシー作成完了
アジア:早期警戒システム構築、排水処理検討開始、
豪州:海水レベル監視システム構築など
北米:段階的対策実施
中南米:エコシステムの検討開始
極地:情報収集開始
島しょ地区:先進諸国との共同研究模索
海洋圏:人工衛星レベル対策など検討開始

皆さんとても熱心とは思えないけれどこんなものか。

次回は地球環境の現状や未来予測だけえれど。
当初よ素億より、現実が進んでいる気がする。
早晩地球は人類にとってっ住みにくいところになりそうだ。