これまで数学で遊ぶテキストとして1989年の宇宙を語ってきた。この章の最後として、1989年時点で、最後の課題は、古典力学に続くと量子力学で宇宙を語る中で、古典力学と量子力学とを統合して、矛盾なく宇宙を語ろうということであった。その際、ホーキングは、不確定原理こそ両者をつなぐ基本であると述べている。ブログフォロアー諸氏にも各自で考えて頂きたいものだが、2013年現在、そのことをあまり真剣に考えるより、この間の宇宙論の進化を見つめて必要あれば再度戻って検討する方がより検討し易いのではないかと考えることにした。ここで、飛び越す理論は、「弦理論」である。論点は重力はどこから来るかである。

 【Yoshiのつぶやき】

  ホーキングは1989年に「ホーキング宇宙を語る(A BRIEF HISTORY OF TIME From the Big Bang To Black Holes)」を発表し、2011年に、「ホーキング宇宙と人間を語る(THE GRAND DESIGN)」を発表した。この間およそ20年、その間の科学の進歩や、ホーキング自身の物の考えの変化などが含まれている。ここで、「ホーキング宇宙と人間を語る」の概要に触れ、引き続きその内容を学ぼうと考えます。

 人間の寿命は短く、宇宙の歴史の中ではほんの一瞬にしかすぎません。そんな中で人間はこの宇宙がどんな世界なのかを懸命に探求してきました。

 この本の目的は,科学における最近の発見と理論の進歩から示唆される宇宙を示すことです。科学の進歩により伝統的な宇宙とは大きく異なり、さなに「ホーキング宇宙を語る」の宇宙とも異なります。

以上は、序論ですが、「宇宙と人間を語る」のタイトルに内容の一部を垣間見る気がします。ブログフォロアー諸氏と一緒に学びましょう。
Yoshiのブログ


古典力学と量子力学とを統合する新理論はファインマンのM理論だそうです。

上の写真は地球儀です。地球を表現するのに便利です。東京からパリへ行くのに最短距離が知りたければ地球儀の上に糸を渡せばよい。メルカトールの地図を見ると、世界が一目出来る。 M理論は一つの理論ではなく、幾つかの理論のグループのようなものだそうです。

(2013-10-21 Yoshi)