(National Geography September 2012より)
ミシシッピーにできた要塞だ。ミシシッピー州(下図)の都市ビックスを流れるミシシッピ河の支流ヤズー川にできた要塞だ。
2011年5月にヤズー川で洪水が起きた。例年の8倍の積雪で、春先の雪解け水が洪水をもたらした。
その中で1軒の農家が残った。本物だ。昨年の那智勝浦町の洪水ではないが、地球温暖化の影響で大雨が降る。平均気温が0.9度F 上昇すると、空気中の湿度が4%上昇する。
堤防でもダムでも、設計条件以上の雨には対応できない。ある場合には、内陸の小都市で下水道が設計条件を超す排水に耐えられず洪水を起こす。埼玉県で洪水が起きた。那智勝浦町で堤防が壊れるなど。今後も起きる。
ビックス市で、残った農家の写真は、ショックだが、
皆様、干拓地に行ったことがありますか。宍道湖や、八郎潟を訪れても、中に入るとあまりに広く自分がどこにいるか何も知らずに行き過ぎるけれど、構造は上の写真と同じだ。
水深10mの干潟に堤防を作り、中の水を抜いた形が干拓地だ。三陸だって、同じだ。魚市場や船が出入するところは、元通り海岸近くでいけない訳はないと常々考えている。水に備えることだ。
(2012-9-19 Yoshi)
