
子曰、“里仁為美。撰不処仁、焉得知?”
子曰く、仁に里るを美しと為す。撰んで仁に処らずんば、焉ぞ知を得ん。
The Master said, “To live among humane men is beautiful.
Not to live among humane man-how can one be considered wise?”
論語は全体が20の大綱目に分かれ各綱目が幾つかの章に分かれている。大綱目は、始めから、学而第一、為政第二と来て、八佾第三、里仁第四と続き、
さらに第二十まで続く。
孔子が季康子によって魯に招かれた時重要だった八佾は舞の隊列のことなので、ちょっと置いて、
里仁は、先に挙げた五徳の仁に関するもので重要なところと思える。
里仁の書き出しで先ず徳のある人の近くに棲んでこそ知が得られるとある。
里仁に「仁」が沢山でてくる。
まずは、周りの環境で人は変わるとでも解釈することとし、次回に譲ろう。
論語は短い表現のほうが難しいよ。十分で考えてごらんよと言われているみたいだ。
(2012-8-5 Yoshi)