Yoshiのブログ-パリー

昨年来ブログを通じ微細藻に関して発信してきた。

1970年代末より続けてきた研究の見直し、総括および評価である。


1.検討したテーマ

これまで、

クロレラ、スピルリナ、ドナリエラ、ヘマトコッカスなどの健康食品

炭酸ガス固定のテトラセルミス

水産餌料としての海産珪藻、以上はmonoculture(単一種栽培)


上の写真のように、池の中で生産する場合には、炭酸ガス、水、肥料など全てを外から供給する。これは、別のいい方をすれば、必要・十分量を供給すれば良く、使い残しはないこということだ。農業でば,植物は施肥量の40%しか利用できず。残りは、土壌中に、排水中に、あるいは揮散するが、レースウエイでは、必要分だけ供給すれば良いことになる。

さらに

アメリカの排水処理、

ニュージランドの微細藻利用、以上はmix-culture(混合栽培)

について話し、最後に、ニューヨーク州の炭酸ガスを放出しない発電所計画について話した。


2.検討結果


ここまでの議論とYoshiの偏見を交え、現時点で、木と草と藻とを評価をしよう。

その1:どれが一番かの議論ではなく、其々の特徴を活かし、どれをどう使うかということだろう。


その2:木はあまり人手がかからず、長期間炭酸ガスが固定できる特徴がある。山間部などを利用し伐採した後には必ず植樹し、可能な限り手入れして木を増やすことだ。


その3:草は、草食動物の飼料、ヒトのための食糧として活用すべし。


その4:植物で炭酸ガス固定を行う実質的手段は微細藻をおいて他に無い。木や草を100%炭酸ガスの雰囲気で育てようとしても、その中にヒト

が入ると数秒で死んでしまう。くわばら、くわばら。


生育場所の点で、微細藻は、木・草と競合しない、


生産性が高いことが理由だ。

微細藻製品の付加価値の高い方から商品化を進める現在の手法は正しい。

今後 細藻藻のあるべきき姿は、第一がタンパク質材料だ、機能性食品も大切だが、短期の話だ。



バイオジーゼルはニュージランドの戦略が正しい。

日本でも微細藻の農業利用(マイクロアグリカルチャー)を考えよう。

3.検討課題

用途上の特徴から

多様な製品。

50,000種の藻がいる。この機能を活かしていない。

品種改良か、新しく探してくるか。

海水が使用できる。海が使える。


微細藻の特徴から


本来微細藻が自然界で担っている役割を活かす使い方が正しい。

その意味で水産養殖は正しい。


例えば、海産二枚貝の餌となれるのは海産珪藻のみ、海産二枚貝が陸で餌を摂取るなんてことはできない。


微細藻は場所を選ばない。

必要なのは広い場所で池を作るのだから、溶岩地帯であれ(ハワイ州コナの例)、耕作放棄地、耕作が不可となった場所(休耕田)や砂漠地帯でも、水さえ引ければ大丈夫。


検討課題

窒素固定藍藻をもっと調べる必要あり。(三井報告)

含窒素機能材

バイオジーゼル


ちょっとまとまりが悪く不本意。ときどき見直そう。


(2012-7-3 YNoshi)