どんな順番で並んでいるか判ったら、吾輩並みの好奇心の持ち主だ。かねて気になっていたので計算した。大きい順に、吾輩、ヒト、イカ、イワシ、クジラ、アフリカゾウ、ヌーである。地球上の現存生物の重量である。
計算法を紹介しよう。
1. 吾輩 2,200-3,000億トン(海の微生物:大日本図書)とあるが、低めに2,200億トンとしよう。
食物連鎖の一次生産者であり、桁違いの多いのは当然のことである。
2. ヒト:60億人(6,000,000,000)x50kg /1人= 300,000,000,000kg = 300,000,000トン(3億トン)
3. イカ:いろいろの学者が地球上に存在するイカ類の全資源量を最低2,000万トン、最高2億トンと見積もっている。(イカ学のススメより)最高値を取って2億トンとしよう。200万頭(約1億トン)のマッコウクジラの主食はイカだとされている。
4. イワシ:1億,4,000万トン(Wikipediaイワシより) イワシは植物プランクトン捕食者であり、吾輩が面倒をみている。
5. クジラ:2,425,000頭x50,800kg=123,230,000,000kg=123,230,000トン(1億2,323万トン) (頭数は日経紙より)
吾輩はかねてヒトが地球上で最大だと思っていたが、クジラがヒトの半分とは、ヒトはちょっと栄え過ぎといえるのではないか。ヒトが地球を食いつくすのも遠い将来ではあるまい。
6. アフリカゾウ:580,000頭x10,000kg=5,800,000,000kg=5,800,000トン(580万トン)
7. ヌー:1,500,000頭x270kg=405,000,000kg=405,000トン(40.5万トン)
アフリカ大陸を150万頭が疾走するヌーも大したことは無い。
(ケニヤ大使館HPより)
以上まとめると、
1. 吾輩:2,200億トン
2. ヒト:3億トン
3. イカ:2億トン
4. イワシ:1億4,000万トン
5. クジラ:1億2,300万トン
6. アフリカゾウ:580万トン
7. ヌー:40万トン
昆虫や、鳥類も調べてみたが数は多いが重さは知れている。こうして見ると、実は、微細藻や細菌類は数・量ともに大変重要な存在のように思えてくる。
(2012-5-7 Yoshi)