微細もで何ができるの?

「お前に何ができるか」 と聞かれたら、吾輩としては、ちゃんと答えなければいけないだろう。

微細藻は植物群に属する。現在陸上植物を含めて約273,000種の植物が存在し、微細藻は約24,000種ある(海の微生物、長谷川武治、大日本図書)。海にも、寒ところ、熱いところ、深いところ、浅いとこ塩分の薄いところ濃いところ、pHも違えば、日照も違う。住む微細藻も様々で、タンパク質濃度だけを見ても、17%から68%と様々である(海洋と生物、山口勝己、1988)
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微細藻の商品化は今に始まったことではなく、既に商品化されているものも少なくない。上の図をご覧頂きたい。縦軸は商品価格、横軸は推定市場規模である。フィコピリン蛋白色素や、健康食品など、価格の高いものは既に市場に出ているが、課題は市場規模の大きいものである。最大の課題は、バイオジーゼルに代表される燃料である。吾輩の思うところは、年産数十トン以上の部分の推移である。健康食品(7),アミノ酸(11),二枚貝餌料などが、それである。

吾輩のつぶやき

微細藻はごまんと居るけれど、年産数十トン以上と限ると、実は本当に少なくて、たった5種類しか居ないんです。ちょっと歴史を振り返ってみます。

微細藻実用化の道筋と今後

年代

1930年代

米国カリフォルニアでBCバークレイでオズワルド先生が排水処理を始めました

1950年代ト

健康食品

 1950年代

緑藻クロレラ 戦後日本で食料難対策として始まりました

 1960年代

藍藻スピルリナ メキシコ

 1970年代

緑藻ドナリエラ イスレエル

 1990年代

緑藻ヘマトコッカス 米国

19731995

バイオジーゼル  米国SERI(National Energy Research Labo)

19901997

日本国内電力炭酸ガス固定プロジェクト(東電/関電/東北電他)

1995年 

日本国内海産珪藻による陸上二枚貝養殖

最後の海産珪藻は米国SERIの技術が発展したもので、1990年より米国フロリダで花開いたものの日本への技術導入であるが、この技術は米国での2010年代後期のバイオジーゼル ブームの再来につながっている。(2011-10-24 Yoshi)