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ライフサイクル


Yoshiのブログ

上図にクロレラのライフサイクルを示す。(クロレラ工業社 会社概要より)

1個の細胞が生長し、だんだん大きくなり、成熟する。成熟の頂点に達すると核分裂が始まる。細胞内で

2分割し、4分割する。細胞全体が分割し、4個の細胞となり、新たなサイクルが始まる。生長・成熟・後成熟・細胞分裂の必要条件、期間は其々異なり、外的条件に合わせ細胞自身が制御している様に見える。例えば、晴れの日が数日続くと、その間毎日均等に生育するが、雨の日が1.2日続いて3日目に晴れたような場合には、雨の日でも可能な工程を先行し、最後の1日で一気に遅れを回復するよう機能する。こうしてサイクルを続けるかぎり細胞は死ぬことはない。27億年前に発生した藍藻が続いているのだと思う。微細藻の生長戦略は、子孫の数を無数に増やすことで、極端な環境変化にもその中の幾つかが生き残ることだと思う。

増殖曲線

実世界で起きる現象は例えば下図(微生物入門 堀越弘毅 オーム社より)の様になる。

水槽に栄養塩を入れ微細藻を1滴入れてみる。誘導期に細胞は新しい培地に適応する準備を行い、対数期には盛んに分裂する。時間の経過とともに、栄養塩が減少し、有害な代謝物質などが蓄積して増殖速度が低下し、ついに増殖が停止し、死滅に至る。

実際の運転でも上の状態を引き伸ばした形で同じような状態が現れる。後半の部分は、運転がうまくいかなかった設備の運転停止の際に起こり、運転停止に至る。


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(2011/10/19)