地球上では地球温暖化に緘する議論が盛んであるが、吾輩からみると大した話ではない。上図は6億年前からの地球上の炭酸ガス濃度と地上の平均気温との関係である。(www.geocraft.com)もともと、吾輩は約27
億年前に地球上に出現したのだから、この図
の前20億年も前から地球上に存在し、30億年前には、炭酸ガス濃度は0.1気圧(10万ppm 「地球の進化」岩波地球惑星科学)と現在の300倍近くもあり、真核植物が出現してようやく5,000ppmまで下がり、その間平気で(?)で生息し続けて来た吾輩にとって別にどうということはない。
6億年前から2億5,000年前まで、
緑藻が出現し、オゾンができたが、酸素濃度はまだ低い。この間炭酸ガス濃度は連続して下がっている。2度の氷河期も生き延びた。温度が低くなったことが、炭酸ガス濃度低下に
先行しているように見えるが、主たる要因は、酸素濃度の上昇だろう。
3億年前から現在まで
いったん下がった炭酸ガスが上昇を始めた。ここは温度が上昇して炭酸ガスが増えたとするのが自然であろう。
カンブリア紀に入ると、水生無脊椎動物が出現する。海中の、三葉虫、腕足動物、サンゴなどである。腕足動物は二枚貝に似ているが節足動物である。
Yoshiのつぶやき
35億年前に西オーストラリアのピルバラ付近の1,000mの深海の海底でバクテリアが出現し、27億年前にシャーク湾で藍藻が出現、光合成を行った。この時期に、大規模な火山活動があり、初めて大陸が形成された。藍藻が光合成を行うには、光の届く浅い海底が必要であった。(2011-10-12 Yoshi)