住宅メーカーがリフォームに本腰 | 念ずれば花ひらく「会社経営」

住宅メーカーがリフォームに本腰

    「積水化学工業住宅カンパニーは今期リフォーム売上高を前期比5%の1335億円に設定、今期以降人員を強化するほか、手薄となっていた築10年以上の既存客への訪問活動を強化するなどして成長事業にする」
    
    大手がこれですもんね。
    地場の建設関連業者はボケッとしてられませんよ。
    以前のリフォームのイメージは、クロスやフローリングの張替えや台所が、、、みたいなものが主流でしたので、あまり金額も張らず、売上自体も小さかったのですが、今は違います。
    工務店やメーカーも太陽光発電やオール電化、システムバスにシステムキッチン・・・と、大型の工事が増えてきてます。
    
    私達も、もともと建材卸業。工事業としては、土木工事や外構工事・エクステリア工事から始まり、アパートや賃貸マンションの原状回復工事(内装工事)、分譲マンションの内装リフォームや一般戸建てのリフォーム工事と工事内容も幅広くなっています。
    
    これも、お客様の要望によるものが大きいのです。
    お客さんの不便や不満を解決することをお手伝いしてきただけです。
    
    新築住宅の請負と比較して、工事金額は単価で言えば下がりますが、不況になり新築の請負が取れなくなってからリフォーム業にシフトしようとしても遅いのです。
    今後、住宅着工数の更なる減少は目に見えています。
    また、消費税の増税も目前です。
    駆け込み需要後の、しらーっとした雰囲気は、前回の1997年の増税時に経験済みですよね。
    消費が後退し、まさに閑古鳥が鳴いている状態が再び訪れるかもしれません。
    
    大手の住宅メーカーは、小回りが利きません。
    また、新築請負の片手間です。
    施工後の信頼や安心感はあるでしょうが、我々零細業者にも「リフォーム瑕疵保険」等を活用することにより、大手以上の安心をお客さんに与えることも出来ますし、何よりも小回りが利きます。
    
    今後尚一層の勉強が必要ですね。