不動産市場混乱？

今週の日経新聞には、立て続けに「不動産不況」を取り上げる記事が相次ぎました。

まず、びっくりしたのが【不動産取引額８割減】という記事。
昨年２００８年の１０月から１２月の取引額が、前年同期に比べて約８割が減少したとのこと。
年間でも半分にとどまり、６年ぶりの減少だそうです。

上場企業による取引が対象だそうですが、中小・零細でもきっと同様の傾向があるはずです。
リーマンショック（米リーマンブラザーズ破綻）後、資金調達環境が急激に悪化した１０月以降が最悪です。

それにしても、８割になったのではなくて、８割減ですよ。昨年の２割になったという事です。異常ですね。

また、不動産経済研究所の発表では、【マンション販売首都圏２８％減】だということ。
バブル崩壊後の１９９２年以来１６年ぶりの低水準だそうで、マンション分譲各社は対応を急ぎ始めてます。

消費者側からすると、デベロッパーの破綻が続き、販売在庫のさばきが既に始まっているので、販売価格が下落している今は買い時かと。
確かに新築は、数年前に仕込んだ土地や資材価格の高騰が反映されている分譲価格のために、価格設定に無理がありました。
追い打ちをかけるように、金融機関も住宅ローンの審査基準を厳しくしています。

市況が厳しい中、新築に影響されて中古不動産まで価格が下落。
多額の借入金を元手に短期間で不動産を転売する不動産流動化ビジネスを手がけてきた新興企業も相次いで破綻してます。
１月から３月までに、各社が在庫を減らし契約率を上げるために様々な手を打ってくるでしょう。

相場よりも、ずっと安く買えるチャンスではないでしょか？
今迄、不動産購入を迷われていた方は、この機会に是非どうぞ。

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