大好きな先輩 | 念ずれば花ひらく「会社経営」

大好きな先輩

今年はいったい何だ?
不祝儀の多い事。

昨日も群馬の藤岡市で告別式。
喪服をしまう暇ないじゃんよ。


さて、今日は末期癌の高校野球部時代のひとつ上の先輩のお見舞いに、当時キャプテンだった先輩と行って来ました。

この先輩、ちょうど厄年に「脳腫瘍」を患い、大手術をして見事生還。その後も抗ガン剤処置で何とか再発せずにいました。私が厄近くになると「厄よけはやっといた方が良いぞ、絶対」と言ってくれて、信心深い私はきちんと前厄・本厄・後厄とお祓いに行ったのでした。

生還した後は、私達の卒業した高校の試合があれば会場に足を運び、同じ野球部仲間が監督をしている高校(←ウチの息子が今春入学)の練習も見に行ったりと、返って患う前よりも精力的でした。


昨年の暮れ、気の合う野球部仲間で飲んだ時、確かに一緒に飲んだんだ。。。
2月の末位にある先輩から、「○○(その癌の先輩)と連絡とれないんだけど、お前何か知ってる?」って連絡をもらい、あるルートから先輩の地元の仲間に連絡を付けたのです。そしたら・・・・・

癌が再発し、余命を宣告されたらしい・・・
今は、もう病院の先生からの「自宅で自由にさせてあげなさい」の言葉で自宅に居るらしい。

あんなに仲良く酒飲んだり、一緒に競馬行ったり、野球見に行ったりしてたのに・・・
とってもショックでした。

みんなに電話連絡し、「どうする?このまま死ぬのを待つのも嫌だな、会えるものなら会いに行こう」
と、言うわけでキャプテン先輩が奥さんに連絡すると、「是非、いらっしゃってください」って。

まずは、都合の付いたキャプテン先輩と私でお見舞いに行ったのでした。

もう、喋れない。何か伝えようと手を動かすのだけれど私達には理解できない。
もどかしい時間が過ぎていきました。

奥さんの明るさが、余計に悲しみを増幅させる。

「お見舞いの皆さんが持ってきてくれたものだけど、食べきれないからどうぞ」って用意された手土産をバツ悪そうに頂いて二人で帰ってきました。


ウチの子供が○○高校の野球部に入ったら、「一緒に試合見に行こうな」って言ったじゃん。
春の大会始まってるよ。春には出られないけど、夏の大会にはきっとユニホーム着るよ。
「お前の息子、みんなの夢だな」って言ったじゃんよ。

先輩!俺絶対に忘れないよ。

大学時代、酔っぱらった私を自分のアパートで介抱してくれた事。
地元の美味しい焼き鳥屋や綺麗なお姉ちゃんが居る店に何回も連れて行ってくれた事。
絶対に私にお金を出させなかった事。

TDLでお互い家族で行って、喫煙所で偶然二人会って「こんなところで何やってんだ?」って笑って話しかけられた事。

とっても、とっても世話になりました。
しっかし、若すぎるだろ、45じゃ。

今も同級生から電話が入りました。
会いに行くのなら絶対に早いほうが良いぞ!って言って切りました。

なんだか、今日は仕事にならず。